5月30日(木)午前、議員会館において、リニア中央エクスプレス建設促進国会議員連盟(超党派)とリニア中央エクスプレス建設促進議員連盟(自民党)の合同総会が開催されました(両議連とも幹事長:古屋圭司)。総会には国会議員が代理を含め約60名が出席。国土交通省からは平田鉄道局長、鉄道建設・運輸施設整備支援機構からは小幡理事長、JR東海は松本社長、鉄道総研からは秋田理事長らが出席しました。また沿線都道府県知事で作る建設促進期成同盟会からは神田愛知県知事(期成同盟会会長)、横内山梨県知事(同副会長)等にも出席を頂きました。
総会ではまず平田鉄道局長より、リニア開発状況・19年度予算等の報告があり、その後事業者としてJR東海・松本社長より状況報告がありました。既に報道されているとおり、JR東海は「2025年をめどに首都圏から中京圏までの営業運転の開始を目指す」と公表しています。
もはやリニア新幹線は夢物語から現実に向かって動き出しました。私は、我々議連も「2025年をいかに前倒しできるか、そして大阪までの全線開業を実現できるか。」という具体的な目標に向けた活動を積極的に推進していかなければならないと考えています。すなわち、鉄道局長の私的諮問機関である「中央リニア新幹線基本スキーム検討会議」の組織改編を行い、採算性・整備方式・財源方策等を早急に検討し、実効性のある結論を一日も早く出せるよう協力します。そして、全国総合開発計画に代わる新たな国土形成計画の中に、リニアによる中央新幹線の整備を明確に位置づけるよう議連として政府に働きかけていきます。
実験段階から実用化へと、議連も新たな段階に入ってきており、今後は私が委員長を務めている自民党磁気浮上式鉄道(リニア)小委員会とも連携を図りながら、早期完成に向け、全力で取り組んでいきたいと考えています。