古屋圭司通信

東日本大震災から10年

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2021年03月11日

東日本大震災から10年。プレゼンテーション1

10年前の今日、私は14時52分東京駅発の新幹線で地元に戻るため、新幹線口のコンコースで地震に遭遇した。発生時刻は14時46分。今まで経験したことのないような激しい揺れに私を含めコンコースにいた人達は皆体が強張っていた。長い揺れが一段落したときに私は二つの光景を目にしたが10年経った今でもはっきり覚えている。一つは、コンコースの簡易売店に積まれたお弁当が一面に散らばって売店の若い女性は放心状態。そこにサラーリーマンと思しき男性がその弁当を拾い上げて売店に並べ直しつつ、女性店員の肩をたたいて慰めている。散らばった弁当はとても商品にはならないだろうに。一方もう一つの光景は、中国語を話していたので恐らく中国人観光客だろう。散らばった弁当をバックに入れてそのまま改札口から出ていく。目を疑ったがこれは当時目の当たりにした事実だ。論評は控えるが日本人と中国人の精神文化の差を垣間見た一瞬。

徒歩で議員会館まで戻ったが、車はもちろん完全ストップ。そして地下通路等から出てきた人・人・人で歩道も大渋滞。ニュースでも津波の映像が流され、「大変な事態だ!」と。議員会館に徒歩で戻る途中も余震でビルが激しく揺れる。

当時自民党は野党だったが、復興のためには与党民主党にも協力し550項目に及ぶ提案を行った。その1年9か月後に我々は総選挙を経て与党に復帰したが、私も初代国土強靭化大臣として「被害を最小限に」「致命傷を避ける」「平時活用有事機能発揮」「成長戦略につなげる」を基本理念として基本計画を策定したが、今もこの考え方に基づき強靭化は着々と進められている。

10年経った今、復興は確実に進んでいるが、まだ福島の復興含め道半ばだ。引き続き、政府・与党の責任として復興を加速させていく。
改めて、お亡くなりになった方々に哀悼の誠を捧げ、今なお不便な暮らしや心の傷を負っている方々にお見舞い申し上げる。DSCN2469[1]

なお、今日は党本部での会議や関係省庁と会館にて打ち合わせ等に充てる。IMG-5575DSCN2460[1]DSCN2462[1]DSCN2463[1]

 

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