古屋圭司通信

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今日の産経新聞の正論への藤井聡京大教授による投稿。

大震災を機に災害対策のための公共事業の重要性がメディアで取り上げられる機会が増えたことを評価したい。

藤井教授は土木工学の教授なのだが、私が藤井教授の取り組みに注目したのは、この「コンクリートから人へ」が前回の総選挙を控えキャッチフレーズとして世の中を席巻していた時。

それは、「教育と土木」というテーマでシンポジウムの開催を仕掛けた人物であったこと。

藤井教授によると、教育基本法が改正され歴史・伝統・文化を大切にする教育が記されたことを指摘し、地域の土木の歴史はまさしく日本人が自然災害と戦ってきた歴史そのものだ。だからこそ教育にも先人の努力も含め教育現場でもしっかりと教えるべき、との主張であった。

私は、この主張は傾聴に値すると考え、早速文部科学省にも働きかけシンポジウムへの協力を要請した経緯がある。

例えば札幌のある小学校では副教材として、いかに土木事業(公共事業)により、地域に住む人たちの安全が確保されるようになったかの歴史を教えているとの事例なども紹介された。

藤井教授のような正論を主張する専門家が大いに活躍することを期待する。

“「コンクリートから人へ」の幻想” への1件のフィードバック

  1. 岡 一 十 より:

    私は「新世紀のビッグブラザー」三橋ブログのコメントの中で、貴殿のブログをしりました。
    コメントでは「「コンクリートから人」へのマヤカシを、自然災害の多い日本において再考して、地道に活動されている議員がいらっしゃる」とかいてありまました。

    私はこのエントリーで紹介されてます。藤井聡京都大学教授は三橋ブログの中では周知のかたです。個人的にもかなりの動画を見てます。また、彼のマクロ経済学もすばらしいです。

    兎も角、戦後、政治は3流と言われてます。昨今の経済政策を見てますと、政治家の知識と能力には失望してます。民主主義と言えばそれまでですが、国民のレベルが政治家のレベルに反映していていると言えば身もふたも無いことですが、政局云々ではなく、真に日本の未来を考え、当面の経済成長、国土、国民の安全、真の独立を進めていっていただきたいです。 政界であれ、狭い領域で個別の議員と個別の案件を議論していれば、日本全体が見えなくなってくるんでしょう。 つまり、ミイラ取りがミイラになってしまうわけです。

    特に日本的な体質は、議員の当選回数や、資金調達力で政治力学がなされているんでしょうが、今のネットのは凄いですよ。 やはり、真っ当な理論、国家観の欠落した議員は次の選挙には勝てません。 話しは変わりますが、増税で税収が増えるのであれば国民は反対はしません。 そして歳出、歳入もただそれだけを見て足りた、足りないではなく、全体を俯瞰する力、デフレ経済がもたらした結果であり、インフレにすればバランスは戻ります。
    この円高でデフレが進行している中で、インフレ誘導が出来ないことが政府の能力の欠如です。日銀も財務省も、最終的には政府の意向が全てでしょう。
    つまり、国会議員の能力が全てです。 烏合の衆では困ります。

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