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高校教科書の検定結果が出たことを受け、私が会長を務める日本の前途と歴史教育を考える議員の会、自民党文部科学部会の合同会議を開催した。
これまで、我々は教育基本法改正、中学の教科書記述(従軍慰安婦など)の是正、中学教科書の公平な採択など精力的に教育改革に取り組んできている。
しかし、今回検証した高校教科書の内容は、それはひどいものだった。
いくつか紹介したい。
<拉致>拉致問題があたかも障害であるかのような記述
山川出版 日本史A
「日朝間では日本人拉致問題が障害となって政治的交渉は頓挫している。」
<従軍慰安婦> 中学教科書では消えた従軍慰安婦記述が使用
実教出版 日本史A
「植民地や占領地では、日本軍も設置や監理に関与した慰安所に、朝鮮人を中心に、中国人・インドネシア人・フィリピン人・オランダ人などの多数の女性を、日本軍兵士の性の相手である慰安婦として動員した。」
東京書籍 日本史A
「日本の植民地や占領地では、朝鮮人や中国人・フィリピン人・ベトナム人・オランダ人など、多数の女性が「慰安婦」にかりだされた。」
領土、南京事件、外国人参政権、ジェンダーフリー、夫婦別姓、など例をあげればきりがないが、結果は、完全に時計の針を戻している状況で、開いた口がふさがらなかった。
民主党が高校無償化の政策をあげ、高校はいわば義務教育の役割を事実上担っているのであるならば、この教科書の内容、検定の実態のひどさを検証するという意識は少しはないのか。
上辺だけ、耳触りの良い政策をうたい、中身が全く伴わない。
まさに今の政権の実態が明確に表れている。
しかし、そもそもこの検定制度と審議会や調査官の人選などに問題があるのも事実。
徹底して、今後会合を開いて是正していきたい。
私の息子がこの春、地元の県立高校に入学しました。
教科書の歴史記述が気になり、世界史をめくってみたところ(実教出版)、強制連行、従軍慰安婦、南京大虐殺など、すべて肯定。自虐史感満載、日本は超極悪国家になっています。
一方的な認識を子供に刷り込んでゆくこのような手法に、この国の闇の深さを感じます。
私は、高校で息子がどのように教えられようとも、正しく公正に歴史を教えたいと思っていますが、それでは学校は何をしにいく所なんでしょう?