古屋圭司通信

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5月18日(金)12:00より自民党本部101号室において私が会長を務める「情報化教育促進議連」を開催しました。

講師には慶應義塾大学大学院教授の中村伊知哉先生をお迎えし「デジタル教科書とIT利用の授業について」という演題でご講演を頂きました。

もともとこの議連は、当時の小渕首相がミレニアムプロジェクトとして、各学校にパソコンと高速インターネットを配置しようと試みましたが、査定が厳しく、全国1,000個のパソコンを配布するという事に留まってしまいました。その後その意思を拡充・推進するために立ち上げたのが本議連のそもそもの起源です。

電子黒板の普及、子供たちがITを効率的に活用することによって学力向上も含めて取り組んでいく。ITを使っている学校は子供たちのテスト平均点も良いという結果が出ています。いかに情報化を活用していくか。これが大事なことではないでしょうか。

学校の先生方がしっかりとITスキルをキャッチアップすることも重要ですが、その一方で子供たちはITを使いこなす。私の事務所に18歳のインターンがおり、その妹はまだ小学生だが、もうプログラムを自分で作るということ。父親がコンピューター好きで2歳から教えているため、仕組みが皮膚感覚で分かる。子供時代からITに接することで、リテラシーも向上します。

現在、日本では6.6人にパソコン1台。1人1台にするにはまだまだ険しい道ですが、南米ウルグアイでは2009年に全ての子供がパソコンを持つ環境を整備しました。MITのメディアラボで開発された100ドルパソコンで、130万人の子供たちが使っています。

韓国も進んでいます。来年、全ての小学生にデジタル教科書を整備します。韓国と日本とは7年ぐらいの差がどうも有様です。

震災で63万冊の教材が水に流されました。デジタル化、クラウド化を進め、子供たちが自由にのびのびとITの利活用によって学力が向上する環境を作り上げたいと思います。その事が日本の明るい未来につながっていくと信じます。

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