古屋圭司通信

福田総理の突然の辞任表明

カテゴリー:議員活動

2008年09月02日

 昨夜7時過ぎに、総理官邸関係者から「総理大臣が本日9時30分より緊急記者会見を行います。内容は不明です。」という連絡をもらった。たまたまその時は、同志議員らと会合をしていたので、この時間に緊急記者会見ということは、いずれにしても大事件であることは間違いないとの認識で一致した。すぐに情報収集が始まったが、ほどなく総理辞任会見が開かれるらしいと判明するに至った。
 1ヶ月前に内閣改造をして、臨時国会12日召集を決めた直後の辞任はいかにもタイミングが悪いし、有権者の皆様には、非常に厳しい反応が間違いなく出てくることは覚悟しなくてはならない。
 まずもって、このような形で辞任に至ったことに対し、国民のみなさんに心からお詫び申し上げなくてはならない。
 その上で、速やかに後継総理を選任するための総裁選挙を実施しなければならない。その際は、多くの候補者がでて堂々と政策論争を行って、短期的には徹底した経済対策、中長期的にはどのような国に導いていきたいのか明確な指針を示していくこと、これをなくして有権者の皆さんの信頼を回復することはできないと思う。徹底した論議を通じて、本当に責任ある政治を行なえるのは自民党なんだという強いメッセージを発信しなくては。もちろんその際は、各都道府県の自民党県連に登録されている全ての党員・党友の皆さんに投票していただき、党員投 票に重点を置かなくてはならないことは申し上げるまでもない。
 安倍総理につづいて、福田総理もわずか1年で辞任。ねじれ国会での運営が困難を極めていたことは理解できるが、それは予測できたこと。あえて申し上げれば、福田総理は自ら総理を目指していたわけではなく、周りから推されて総理に就任した経緯からも、そのプレッシャーやストレスに耐えられなくなったのだろう。昨年の総裁選挙では麻生太郎候補に私は一票を投じているが、今回の総裁選挙でも堂々と自らの主張と政策を掲げて戦ってほしい。
 いずれにしても、総選挙は早まる可能性が高いとともに、厳しいものになることは間違いないだろう。覚悟の上で、地域と国家のために18年間にわたり積み上げてきた貴重な経験を活かすべく、全力で頑張って参りたい。

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