「有明の丘基幹的広域防災拠点」を視察
カテゴリー:国務大臣
2013年05月14日
東京の臨海部にある「有明の丘基幹的広域防災拠点」を視察しました。
首都直下地震の際には、政府の対策本部の現地本部が設置され、警察・消防・自衛隊等の応援部隊派遣や物資調達、広域医療搬送の調整を担うベースキャンプを提供することになります。
また、この施設は、平常時には防災に関する各種の訓練や、一般の来訪者に災害体験や学習の機会を提供する拠点としても機能しており、修学旅行生等を中心に、昨年は27万人もの方が訪れています。
私が常々発信していることですが、やはり災害時のための施設であっても平常時にも活用できるということが極めて重要です。
その点、この施設は、防災教育・災害教訓の伝承などの点で大切な役割を果たしています。
以前、立川の政府災害対策本部予備施設(総理大臣官邸や内閣府等が被災した際の政府中枢の代替施設)を視察しましたが、設置年が若干古いこともあり、機能面で十分な代替機能を果たせるか一抹の不安を隠せなかったものですが、この有明の防災拠点には上記の各種支援活動を考慮した十分な設備、敷地、さらには建物の免震化構造などが整えられています。
政府中枢のバックアップについては、複数拠点の確保が大切です。政府では、上記の立川の他にも、東京圏外の代替拠点として大阪の合同庁舎を確保して通信設備等の機能強化を進めているほか、その他の代替拠点についても検討を行っています。
【http://facebook.com/furuyakeiji Facebook活動中!!】