古屋圭司通信

 『本日未明、北朝鮮ミサイル発射事件に対し我々拉致議員連盟は、この北朝鮮の非常識極まる行動に対し、政府に次のような緊急要請をいたしました。』
         北朝鮮によるミサイル発射に対する政府への要請 
 本日5日未明、北朝鮮は六発の弾道ミサイルを日本海に向け発射した。
 これは、日本をはじめミサイル発射を思いとどまるように北朝鮮に要請していた近隣諸国の憂慮を全く無視したもので、我が国の安全保障に対する重大な挑戦であるにとどまらず、国際社会の安全に対する脅威である。
 我々拉致議連は、北朝鮮による拉致被害者救出の観点から、かねてから北朝鮮に対する制裁実行を政府に強く要請してきた。一昨年の偽の遺骨の提供以来一年半の日時が経過したが、北朝鮮は、横田めぐみさんの元夫と称する金英男氏をして虚偽の記者会見をさせるなど、全く誠意ある対応を示さずに、この度の我が国に向けたミサイル発射に及んでいる。
 政府においては、安全保障会議を開催し、万景峰号の入港禁止を速やかに決定した事は評価したい。ミサイル発射という暴挙に出た以上、北朝鮮の誠意ある対応はもはや望むべくもなく「対話と圧力」という政府の基本姿勢に照らしても、拉致とミサイル問題に対する我が国の固い決意を北朝鮮に伝えるため、改正外為法の完全実施をはじめとする全面制裁を速やかに実施し、拉致問題完全解決まで解除するべきでない。また、北朝鮮によるミサイル発射は、国際法上問題であると同時に、日朝平壌宣言に明らかに違反し、6者協議の共同声明にも反している。
 よって政府は国連安全保障理事会においてしかるべき対処がなされるよう働きかけを行うべきであり、毅然とした態度でサミットに臨み、アメリカはじめ国際社会に共同歩調を取るように要請すべきである。
平成18年7月5日
  北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟
                                      会長 平 沼 赳 夫

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