古屋圭司通信

IMG_3822.JPG 本日午前、自由民主党消防議員連盟総会が、今週就任したばかりの増田新総務大臣も出席し、党本部にて開催されました。総会では、平成20年度の消防庁重点政策と概算要求について、また重大な問題となっている消防団員の減少に伴う団員の確保対策、新潟中越沖地震についての報告、そして役員の一部改選が行われました。
 私はこの総会において、消防議連の幹事長に就任いたしました。消防議員連盟は数ある議員連盟の中でも、長い歴史を有し、200人近い議員がメンバーとなっております。
 安心、安全の確保は国民の強い願いであり、国の責務でもあります。近い将来発生が懸念される大規模地震を始め、毎年のように大きな被害をもたらす風水害、死亡者が最近とくに増加している住宅火災、さらには、国民保護法による緊急事態への対処など課題も多く、国民の関心は極めて高いものとなっています。消防防災体制の充実強化は、国、地方を通じる最重要課題の一つです。
 特に、消防では、常備消防の充実はもちろん、「自らの地域は自ら守る」という郷土愛護の精神に支えられた消防団の存在、役割が益々重要になっています。しかしこうした状況の中でも消防団員数は、サラリーマン化、高年齢化により年々減少し、かつては200万人いた団員は90万人となってしまいました。江戸時代の「火消し」から始まった日本が生んだ世界に誇る「消防団」の充実のため、今後消防団員100万人以上の確保を目標に、女性消防団の増員、消防団の活動環境の整備や、消防団活動への理解促進として広報活動や各関係機関への働きかけなどの対策を講じ、地域の安全・安心のため努力して参ります。
 今後とも消防団の装備や処遇の改善を進め、活動しやすい環境の整備に努めていきます。私も議連の幹事長として、一生懸命努力してまいります。
 平成20年度の重点政策の概要としては、以下の通りです。


1.大規模地震・災害に対する備えの強化
2.消防防災・危機管理体制の強化
3.火災予防対策等の積極的推進
4.消防団による地域防災力の強化
5.救急救命の充実・高度化
 平成20年度の主な重点新規予算枠は以下の通りです。
1.民間事業所における自衛消防力の確保
2.緊急消防援助隊の充実強化
3.特別高度工作車の整備
4.消防団による地域活動の推進
5.住宅用火災警報機等の普及促進
6.火災危険性の高い建築物に対応した防火対策の推進
7.新型インフルエンザ発生時の適切な救急業務提供体制整備

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