たった4日間の臨時国会
カテゴリー:議員活動
2011年09月13日
野田総理になって初めての国会が開会する。
国会開催時恒例の陛下ご臨席のもと、開会式を行ってから所信表明演説を聞くが、一言でいうと空虚。野田総理は就任後も就任記者会見を除き、一度も正式な会見をやらないばかりか、いわゆるぶら下がり会見を全く行わない。
慎重にやりたい気持ちは心情的には理解できるが、新総理が国民に対し自らの考えを発信拒否することに等しい。鉢呂大臣が信じられない発言で辞任することとなり、出鼻をくじかれた形だが、平野国対委員長が奇しくも「不完全内閣」と思わず発言するのは本音だろう。
所信表明の内容も具体論に乏しく情緒的な表現が目立ち、日本をどのような手段で再生していくのかがさっぱりわからない。所信表明は、街頭演説ではないのだから。ドジョウのように都合が悪いと土に潜り込むのだろうと勘ぐりたくなる。
適材適所といいながら挙党一致の派閥均衡内閣が見え見え。これって悪しき時代の20年以上前の自民党にそっくりだ。新総理が予算委員会もやらずに4日間で国会を閉じてしまうのは許されるのか。ましてや震災対策が遅々として進んでいないのに。もっとメディアもこの異常さを報道すべきだ。
総理が変わっても民主党自体にこの国の舵取りを任せるわけにはいかない。
何度でも言おう。
「国民の信を問わずに総理の首を挿げ替えるのは許されない!」。
これは2年前の野田氏をはじめ民主党議員の言葉だ。
そっくりお返しする。
宮城県の知事室まで行って、「ヤ」まがいの言葉を吐き、辞めた復興大臣がいました。
総理大臣が「過激派」と呼ばれたテロリストに資金洗浄をさせました。
復興どころか、このままでは、奈落の底に落ちるだけですね。