予想通り菅氏が当選した。
しかし、政治とカネの問題、参議院選挙でいずれもNOと有権者に突き付けられた2人の候補が一線を越えて同じ党内とは思えないドロドロの戦い。自民党でもこんなことはなかったことだ。
いずれにしてもネジレ現象という厳しい政治状況に変わりはない。
代表選で費やした国民不在の無為な三週間の間に、バブル崩壊後の円高を更新した。ますます日本経済は窮地に陥り、対米、対中外交も深刻な状況だ。
その上極めて遺憾なことに、代表選では外交や国際経済あるいは国家像についての言及はほとんど無かった。
新内閣には、一日も早く国会を開会して徹底した議論を強く要求する。
自民党は闘う野党として、政策の危うさを鋭く突いて対峙していく決意だ。