古屋圭司通信

 本日、臨時国会が閉会しました。
 今国会は、安倍総理となって初めての会期であったとともに、戦後60年ぶりに教育基本法が改正され、また会期中に私たち無所属議員の自民党への復党が決定するなど、想うところが多い国会でした。
 安倍内閣にとって初めての国会は、私は十分な成果がえられたと評価しています。最重要法案と位置づけた教育基本法案が成立したこと、念願の防衛省に昇格する法案も成立できました。就任早々には、中国と韓国に訪問し、しばらくの間途絶えていた首脳会談を実現にこぎつけたことも特筆に価します。
 確かに、安倍総理自ら、政治信条・理念を封印したとの批判はその通りかもしれませんが、首脳会談において戦後60年間平和主義に徹してきたことを評価する文言をいれたことや、「戦略的互恵」との文言の意味には、法の支配や、基本的人権、民主主義という共通の価値観を持つ国ではないとのメッセージが含まれており、高く評価したいと思います。
 また、私たちの復党問題では、最終的には総理の決断により実現されることになったことについて感謝をしています。しかしながら、あえて指摘させていただくならば、復党問題を2ヶ月もの間引き伸ばしてしまったことは、復党する我々はもちろんのこと、自民党、また総裁にとって、そして復党の反対を唱えた議員にとっても、よいことは一つもなかったと思われます。
 新聞記事には、安倍内閣の支持率低下が盛んに報道されています。支持率はその時の情勢により安易に上がったり下がったりするものです。よって、支持率に神経質になりすぎることはことの本質を見誤ることになりかねず、3ヶ月を乗り切った現在、自らの政治目標に向かってひたすら邁進していかれることを期待しています。私も自民党に戻った今、安倍政権を支える為、微力ながら力を尽くしてまいります。

コメントは停止中です。

ページトップへ