古屋圭司通信

17日、原発所長経験をした東電のOBから貴重な意見を聞くことが出来た。ポイントは、以下の通りである。

1.使用済み燃料プールに海水や氷を注ぎ込み燃料を水没させること。

2.そのためには、マンパワーの確保が不可欠。それをやり切れるのは自衛隊しかいない。

3.この作業をするために、

 (1)原発の沖合いに広い甲板を持つ艦船(米軍の支援も含め)を停泊させ、そこを作業員および資機材の準備基地とし、放射線量の高い発電所敷地内を前線基地にすること。
 (2)これにより、発電所敷地内の準備作業量を減らし、無駄な被ばくを減らすとともに、同時に十分な準備と装備の下での作業が可能となる。そして、上空よりも地上のほうが、放射能が少ない。
 (3) 準備基地内に医療体制を確立すること。
これにより、大量の水を的確に燃料プール内に投入が可能となる。1200トンの容量があるプールだから大量の水が必要となる。もちろん被ばく対策に万全を期すため防護服は米軍などからもすみやかに調達する。短時間で作業を交代するには多くのマンパワーが不可欠である。これが隊員の安全確保にも繋がる。

4.東北電力からの調達よりも、仮説外部電源をたちあげるほうが、早いし弾力的な対応が可能。

そのほかにも貴重なアドバイスがあったが、早速これらのことを党の部会や災害対策本部にて政府への申し入れを行うよう提案した。

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