古屋圭司通信

19年度予算の衆議院通過に思う

カテゴリー:議員活動

2007年03月05日

 去る3日未明、正確には明け方の4時過ぎ、平成19年度予算案が衆議院を通過した。それに先だち、予算委員会では野党が審議拒否との批判のそしりを避けるため、出席するものの質問には応じない「新戦法?」で対抗した。有権者にとってこのようなやり方は支持されないと思うが。
 そして本会議には、予算委員長はじめ財務金融委員長、総務委員長の解任決議案を連発し、解任理由説明を延々と述べて抵抗。途中からは解任理由には全く関係ない歴史認識などを披瀝しながらひたすら時間延ばしを演じた枝野議員には哀れみを禁じえなかった。どのような理由かはわからないが、途中で野党は財務金融委員長の解任決議案を引っ込めてしまった。おまけに小沢一郎党首は途中で本会議場を抜け出してしまい、戻ってこないまま記名投票がおこなわれた。これは大将が敵前逃亡するのと同じではないか。疑問に思いながら命によりはかない抵抗を強いられた民主党議員に同情したくなる心境である。
 さて、今週から審議の場は参議院に移った。総理の答弁を聞いていると強気のスタンスを維持しており、答弁からも一種の気迫を感じ取ることができる。参議院においても、野党は審議拒否などの物理的抵抗はせずに、充実した審議を経て、できるだけ早く平成19年度予算が成立することを望んでいる。

コメントは停止中です。

ページトップへ