古屋圭司通信

DSC03412.JPG 本日午後、キューバ国ホセ・フェルナンデス・デ・コシーオ・ロドリゲス駐日大使が、日本・キューバ友好議員連盟の会長である私に対し、着任の挨拶のため、議員会館にお越しになりました。コシーオ新大使はカナダ大使、メキシコ大使、イギリス大使、アイルランド大使等を歴任された、かつてない大物大使です。このことからも、キューバの日本に対する評価及び期待の大きさが読み取れます。
※私が何故キューバに関心を持ったのかは昨年4月4日のブログに記しています。
会談では冒頭、コシーオ大使から私に、昨年両国の貿易保険の限度額を大幅に引き上げた功績や、対キューバとのリスケ交渉に今日まで尽力してきたことに関して最大限の謝意が述べられました。(対キューバの貿易保険は2005年には150億円でしたが、2011年には280億円に拡大される予定です。)キューバにとって日本は大変重要な貿易相手国となっています。
しかし、日玖関係がすべて良好であるとはいえません。今月末には2008年以降の返済を決定する民間リスケ交渉が始まります。キューバ側は大幅な債権免除を日本側に要求してくるものと見込まれます。二国間の貿易はお互いの信頼があって成り立ちます。一方的な債権免除は到底受け入れられません。友好議連とはいえ、国益を守るのが国会議員としての最大の務めです。双方が納得でき、今後の日玖貿易が発展できるような形で決着がはかれるよう、議連としても精一杯応援していく考えです。
また大使より、来る10月30日、キューバ政府は「アメリカ合衆国による対キューバ経済・貿易・金融封鎖を終わらせる必要性」と題する決議を国連総会に提出する旨の報告がありました。この決議は過去15年にわたり国連に諮られており、昨年は183カ国が同決議に賛成しています。米国政府による経済封鎖は、米国国内法に基づいて実施されています。私はこの米国による政策は、自国の法律を第三国にも当てはめるという、国連憲章及び国際法にも反していると考えています。米国は同盟国であり、日本にとって最も重要な国であることは間違いありません。然しながら日米関係は対等のパートナーとして、個別の案件に関しては、是々非々で論じるべきであると考えています。私は今回の決議についても、政府・外務省に働きかけていくことを、大使に約束しました。

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日本中を湧かせたキューバとのワールドベースボールクラシック決勝戦の翌日、3月22日、キューバ国のカブリシャス大臣が来日されました。カブリシャス大臣は駐日大使としての経験もある知日派として、カストロ首相からの信任も厚い方です。

(さらに…)

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