去る22日、日比谷公会堂にて拉致問題の全国大会が開催された。今回は初めて安倍総理大臣が出席して「拉致問題解決なくして国交正常化はない。鉄の意志をもってこの問題を解決していく。」と強調した。
これに先だち、総理と家族会との懇談では、安倍総理よりブッシュとの会談の際にも、拉致問題の解決の重要性についても改めて議題にしたいと、米国にも問題解決の協力を求めることを明らかにした。
私も、拉致議連の事務局長の立場で、主催者のひとりとして挨拶にたった。
私は、
・ 米国によるたった29億円の制裁でも北朝鮮は金塊を売って凌いでいる実体を
みてもバンコ・デルタ・アジアの資金凍結は効いている。わが国の制裁もボデ
ィブローのように効いている。
・ 今こそ原理原則に戻り、北が核とともに拉致問題を解決しない限り、米国ととも
に厳しい態度で臨む国家としての強い意志を示すべき。
・ 来週のブッシュ大統領との日米首脳会談においても、安倍総理は、米国の妥
協路線をやめさせて、期限を区切って制裁強化に乗り出すよう、日米同盟関
係に照らし強く迫るべきである。
・ 拉致議連としても、党の特命委員会などと連携して、「日本版テロ支援国家指
定」の法制化を今国 会中にめざしたい。
と挨拶をさせていただいた。
また、大会決議案を採択した。
家族会を結成して10年、そしてそれ以前からも横田さんをはじめ多くの関係者の取り組みにより、国民の拉致問題への理解は広まった。安倍内閣のもとでなんとしてでも解決されることを切望している。そのために、引き続き拉致議連は、拉致被害者の立場に立って、今後も活動してまいりたいと念じている。
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