今週は、月曜日の予算委員会に続いて、2回目の質問に立った。
詳細は、衆議院HPをご覧ください。
質疑のテーマは以下の通り。
1.核融合研究について
私の地元に立地する核融合研究所は、ウラン燃料を使用せず且つ高レベル廃棄物も出さずに、海水からエネルギーを作るといういわば究極のグリーンエネルギーの研究をしており、ヘリカル方式というわが国独自の技術であることが特徴だ。
国会には、初めてこの研究所の小森所長を参考人としてお招きして質疑をおこなった。3.11東日本大震災以降、エネルギー政策のパラダイムシフトが起きているという現実を見るときに究極のエネルギー実用化のため、予算確保を含め核融合技術開発を徹底的に行うべき。この趣旨で質疑をしました。
小森所長からも専門家の立場から貴重な意見をいただいた。改めて感謝したい。
2.伝統文化こども教室事業について
伝統文化こども事業とは、日本の伝統文化を継承するために子供達に、地域に根付いてきた伝統的な踊りとか、地歌舞伎とか人形浄瑠璃とか多種多様な文化を次世代に引き継ぐ取り組みをしている団体に助成金を提供するものです。毎年4200団体へ一団体平均数十万円と小額で交付されており、まさしく草の根支援の典型です。しかし、事業仕分けの結果廃止され、平成23年度からは「文化遺産を生かした観光振興・地域活性化事業」に押し込まれた結果、4200団体から対象は1300団体に激減。市町村が認定しなくてはならないというハードルのため、本来「伝統文化こども事業」の趣旨に則った事業を復活すべきと大臣に迫り、前向きの答弁を得る。
3.教科書採択における沖縄教育委員会の不当介入について
沖縄の八重山地区採択協議会が文部科学省の規則ならびに法律にしたがって、採択協議会のメンバーを決定して、8月4日に採択をする日程を組んでいたが、沖縄県教育委員会が日程を22日に先延ばしして採択メンバーを追加しろとの圧力をかけた問題。文部科学大臣から、調査して当委員会に報告を約束させる。
4.ワールドカップアジア予選の北朝鮮チームの入国について
9月の北朝鮮チームの入国について、政府は許可をくだしたようだが、日本は政府の意思として北朝鮮からの入国は禁止しているという事実をFIFAにはっきりと伝えたうえでの結論か。FIFAの規則によると人種などによる差別は禁止し、Punishable(罰則をされることもありうる)との規定があるが、まずはわが国の国家としてのスタンスを伝えるべき。答弁は、FIFA関係者にはそのことは伝えていないとのこと。
要するに、日本としての基本姿勢を示さないこと自体が北朝鮮に足元をみられてしまう。