古屋圭司通信

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本日、委員長を務める「自民党拉致問題対策特別委員会」を開催した。

担当省庁からは、北朝鮮情勢、松原新大臣の活動報告等の説明があった。

松原氏は大臣に就任してから、全国を飛び回り関係者との会合や面会を行うなど精力的に活動されている。拉致議連の同志として考えも同じ松原氏を支持したい。

但し、これは松原大臣に対する印象だ。

拉致担当大臣は民主党政権ができた2年余りで6人目、そして松原氏に任せてしまっているのか、野田総理自身、または政府から、拉致に対する強いメッセージというものが全く伝わってこない。野田総理もたまに答弁しているようだが、結局伝わらなくては意味がない。

我々は、自民党の拉致問題に関する考え方をこの度示した。

拉致問題に関するわが党の考え方

詳しくは添付のとおりだが、日米韓の緊密な連携、国際世論のリード、北朝鮮への圧力を更にかけ続け、わが党は拉致問題を解決する。常識が通じない北朝鮮への融和策は、過去全てが失敗していることからも、我々は決して考えを曲げてはならない。

拉致問題は、国家、国民の強い覚悟と意志を全面にアピールしなければ解決はできない。そして、この金正日死去後の北朝鮮情勢、さらには韓国で予定される選挙で、北朝鮮へ融和向きの野党が大躍進する情勢とのことを考えれば、2012年とくに今年前半が極めて拉致問題解決へ向けての勝負の年である。このことは、家族会、救う会と共通の認識であり、拉致議連幹事長としても全国的に活動を盛り上げていく決意だ。

何よりも、今日の省庁の説明が象徴されていたように、我々日本が、日本人が世界から何を言われようと拉致を解決するんだという、政府の強い決意が全く感じられない。私が昨年から何度も指摘し続けているFIFAサッカーの北朝鮮の対応に対する弱腰な日本政府の対応が象徴している。

この政府のアメリカ頼みの意識を我々が変え、そして厳しい制裁を北朝鮮に与え、拉致の交渉テーブルにつかせるために、全力で活動する。

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核融合科学研究所予算

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2012年02月16日

私の地元土岐市にて研究が進む核融合科学研究所。

ウラン燃料を使わない究極のグリーンイノベーションによるエネルギー供給を行っている。名大プラズマ研究所という名称で研究がスタートしてからすでに30年近くが経った。そして、基礎研究段階からいよいよ実用化を目指した実験炉建設の技術開発に向けて新たな一歩を踏み出すことになった。それは、重水素を活用した実験に入るということだ。詳細は、核融合研究所のHPをご覧いただきたい。

世界では、フランスにて研究のITER(トカマク型)と、わが国が実験をすすめているヘリカル型があるが、近年はドイツもこのヘリカル型の優位性に着目して2015年には研究施設が稼動し始める。

いよいよ世界がしのぎを削って競争段階に入っている。

昨年8月には、国会に初めて核融合科学研究所の所長を参考人として誘致し質疑を行い、この研究の推進について私から政府・文部科学省に強く要請した。(詳細は、2011年8月11日ブログ参照

平成24年度予算では、私の強い要請により文部科学省の予算項目も「国立大学法人」の運営費という内数による表示から、「グリーンイノベーションの推進」という重点項目の一つとして、ITER計画の日本分担とともに「核融合科学研究所における大型ヘリカル装置(LHD)計画4,377百万円を着実に実施する。」と記され、この核融合研究が名実ともにわが国のキーテクノロジーとして推進していくことが国家の予算上も明示されたことの意義は大きい。

東日本大震災による原発事故は将来のエネルギー政策に大きな影響を与えたが、まだまだ実用化は先のことだが、将来の原発に変わる究極のエネルギー供給手段として実用化されることを期待する。

これこそが、科学技術創造立国としての日本の責務だ。

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橋下大阪市長率いる大阪維新の会が「船中八策」を発表した。

この中で、憲法96条に言及している。

96条に規定する憲法改正の条件の一つである衆参国会議員のそれぞれ三分の二の賛成を過半数に緩和するというもの。

まさしく我々が「憲法96条改正を目指す議員連盟」を昨年立ち上げ、私がその代表として精力的に取り組んでいることと同じ考えだ。

議員連盟は既に超党派で250名を超える参加者を得ているが、これからもますます入会者が増えていくことを期待する。(詳細は、こちらを参照)

橋下氏が主張する首相公選制も参議院廃止も憲法改正が必要であり、橋下氏のツイッターをみると、まず96条から手をつけるべしと呟いている。

日本の閉塞感の根源には現行憲法問題に行き着くことは私が何度も指摘していることであり、橋下氏がこの96条を提案したことで世論も大きく前進することを期待する。

なお、自民党が本年4月28日に主権回復60年を契機に発表予定の新憲法案にもこの96条改正が含まれる予定だ。

現在、連日起草委員会にて議論しているが(全てまとまるまで、非公表で議論)、私もこの起草委員会メンバーとして主導的役割を果たしていきたい。

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