古屋圭司通信

GNH

カテゴリー:議員活動

2011年11月21日

ブータン国王と王妃が国賓として来日し、衆議院本会議場での演説をはじめ、被災地を訪問など精力的に日本各地を訪問された。

多くのメディアでも紹介されたが、心の通じ合う親日の姿勢は、多くの国民にGNH(国民総幸福量)の意義を伝えられたのではないか。

さて、このGNHは、ブータンの現国王の父であるハンチュク4世前国王が提唱し、憲法にも国是として記されている。日本では、あまり馴染みのある言葉ではないが、かつては1990年代初頭にも政府にてこのような取り組みを試みたことがあったが、右肩上がりのバブルの時代には到底受け入れられることはなかった。

日本経済が厳しい状況に直面している現在、私達は物質的豊かさをひたすら追求することだけではなく、この「国民総幸福量」の考え、即ち日本の精神文化の原点である「お陰様、お互い様」「相互扶助の精神」を社会生活の中でも学校教育の中でも、家庭生活の中でも見つめなおすことが大切なのではないだろうか。

なお、法政大学大學院の坂本教授が「47都道府県幸福度ランキング」を発表している。その概要は次の通りだが、この調査は、ブータンの謂う「GNH」の理念とは異なるが、興味ある調査だ。

47都道府県幸福度ランキング

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