古屋圭司通信

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今日、10時から憲政記念館にて「第4回世界ウイグル会議」が開催された。

私は、日本ウイグル国会議員連盟の会長として出席し挨拶を行った。

(4月24日付けブログ参照)

憲政記念館の利用やビザ発給に際しては中国から圧力があったという。

世界ウイグル会議がアジア地区で開催されるのは初めてであり、国内外から何十社ものメディアが取材に殺到した。

そして、20カ国から関係者が出席した。

議連の会長として私の挨拶は以下の通り。

・ 昨日の日中首脳会議で、野田総理は人権活動家陳光誠氏のことは「日中人権対話」の提言など言及したのに、ウイグル問題については言及しなかったという。その理由は、内政干渉しないためだという。極めて問題発言だ。人権侵害・弾圧は現実に首都ウルムチなど全域で広がっている。

・ 具体的には、①学校教育現場でもウイグル語が追放されて民族の言語が消滅の危機に直面していること。

②中国がウイグルを支配し始めた1949年には漢民族は5%程度だったのが、現在では50%にも及ぶ。ウイグルの若者、特に女性や野尊部で働く若者は強制的に移動させられ、安価な労働力で酷使され様々な人権侵害が行われている。とともに石油開発などの仕事は全て漢民族が独占しているという。

③東トルキスタン人は、イスラムが多いことから、イスラム=アルカイダ=暴力・テロという構図を喧伝。中国はウイグル人を弾圧してこれに耐えかねて2009年7月のような暴動が起きるとこの構図をことさら強調して悪者扱いにする極めて陰湿な手法をとっている。

④核実験の場としても46回も行われて多くの犠牲者が出ているという。

⑤自治区政府とは名ばかりで、形式的にはウイグル人の主席を置いているが、なんら権限は与えられてなく実権は中国共産党書記が握っている。

・ このような背景には、ウイグル地区では中国のエネルギー使用量の三分の一が存在していることがある。中国はウイグルを「確信的利益」と表現。

・ しかし、チベット自治区同様、中国による人権弾圧は絶対に許されるものではない。チベットはダライ・ラマ法王という象徴的存在があるが、残念ながらウイグル会議議長であるラビア・カーディル女史はノーベル賞を取っていないこともあり、ウイグル問題への世界に人たちの認識は低い。

・ 一方では、2000年以上の歴史をもつ首都ウルムチの歴史的・文化的遺産が中国当局により無残にも多くが破壊されている。世界共有の歴史遺産を自国の論理で勝手に破壊することは許されない。

等々。

我々議員連盟も圧力に屈することなく世界の自由と民主主義の共通の価値観をもつ国々の仲間と連携してこのウイグル問題に正面から取り組んでいきたい。

“第四回世界ウイグル代表者会議開催” への1件のフィードバック

  1. Jiyuunomegane より:

    古屋議員、訪問ありがとうございます。在米のものです。

    米国の慰安婦碑撤去の署名文(ホワイトハウス)を広めたいと思っています。
    署名サイト
    http://wh.gov/yrR
    署名方法
    http://bit.ly/HKIaJA
    前回ホワイトハウス署名サイトに署名された方は、すぐに署名できます。6月9日〆切

    サイトで、紹介していただけると、助かります。日系の子供達を捏造、自虐史観から救う為に、よろしくお願いします。

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