古屋圭司通信

パラオ国ウィップス大統領が国賓として来日。

ウィップス大統領を囲んで、日本・パラオ友好議員連盟(会長:下村博文、顧問:古屋圭司)主催による朝食会を開催。パラオは両陛下がご訪問されるなど日本との結び付きと信頼関係は厚いのです。

私は、太平洋島嶼国議員連盟会長も務めていますが、14か国の一つであるパラオは中国による強引な支援や一時的利益には目を向けずに一貫して台湾との国交を維持しています。ソロモンやキリバスなどは中国の常軌を逸した対応に抗することが出来ずに台湾と断交し中国との国交を結びました。見えない債務の罠に引っかからないよう議員連盟側からは対象国首脳に会うときには警鐘を鳴らしています。
ウィップス大統領は挨拶の中で、今でもパラオで使われている言葉の2割ほどは日本語由来と。他の島嶼国の国々も基本は親日です。

太平洋島嶼国は戦時中、重要な安全保障拠点として旧日本軍が進出していましたが、当時の住民に厳しく対応していたならば、現在の良好な関係はなかったでしょう。私はミクロネシア連邦共和国との友好議員連盟会長も務めていますが、パニュエロ現大統領就任式典に日本政府代表として訪問した際に、中国が押しかけ的に建設した公共施設の屋根に巨大なビニールシートが貼られているのを目の当たりにして、聞いたところ「中国が人、機材、業者を一方的に連れてきて建設した。ほどなく雨漏りしたが設計図等なく修復もできないので巨大ビニールシートで覆っていると」。

日本の支援は人材育成支援や相手国のニーズを聞いて対応しているのだ。確かに支援額に差はあるが中期的にはどちらが支援国の利益につながっているかだ。3年に一度日本にて開催している「太平洋島嶼国サミット」は既に9回目を迎え、日本の支援の大切さは各国充分に理解している。IMG_0639

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夜には、国会記者会館内にて開催された「憲法を考えるジャーナリストの会」にて講演と意見交換。自民党の取組みや憲法審査会の状況等について意見交換。発議権を有する審査会はかなり絞り込みができており、事実上発議をできる環境になりつつある。三分の二の議員賛成は問題ないが、やはり国民投票で過半数を確保するのは決して容易ではない。国民投票の選挙期間も60日以上故、国民の皆さんが充分に納得できる改正案にすることだ。

今日はこの他にも来客対応や打ち合わせ等に充て多忙な一日。
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