古屋圭司通信

暴力団対策で九州出張

カテゴリー:国務大臣, 視察・講演等

2013年01月23日

北九州中心に、福岡県では暴力団同士の抗争や襲撃事件が多発し、一般市民をも巻き込んで大きな社会問題となっている。

安倍総理も暴力団の壊滅を警察の重点政策として実行するようにとの考え。

私も、国家公安委員長就任に際し、4つの重点項目を警察に指示したが、高齢者の交通事故対策とともに重点に揚げたのがこの暴力団壊滅作戦である。

昨年の12月27日に改正暴力団対策法が施行され、危険団体や抗争団体に九州の暴力団が指定された。

これにより、暴力団の活動がかなり制限されるとともに、即逮捕につなげることができるようになり一定の効果があがっている。

 

今回の視察は、まず元警部が襲われた現場で、閑静な住宅街のど真ん中で白昼堂々と拳銃により襲撃された事件。

現場は一歩間違えば市民を巻き込む危険と隣り合わせで、常軌を逸した事件だ。

その後は、各県警から北九州に応援部隊が派遣されているので、その部隊を激励させていただいた。

皆、真剣な眼差しが印象的だった。

そのあと、放火や手榴弾による爆破や拳銃による襲撃が繰り返されている歓楽街を視察。

「暴力団排除」を記したステッカーを掲示した店が狙われるなど悪質そのもの。

 

昼からは県知事、北九州市長、福岡市長などから要望を聴取。

私からは、他県警からの応援を150人増員すること、また25年度予算では福岡県警人員を100人増員させること、また補正予算では暴力団対策としてその太宗を北九州に投入して捜査に効果のある防犯カメラの設置に充てることなどを表明。さらには、暴力団関連企業からの徴税を徹底させるために北九州国税に現場の捜査員だけでなく部長などの幹部も警察から派遣することなどを表明した。

午後には、県警のヘリコプターから久留米市にて過激な抗争を繰り返している暴力団事務所を上空から視察のあと、久留米警察署にて初の試みとして県をまたいでお互いに捜査に協力する福岡、熊本、佐賀、長崎の各県警の担当課長や警察官を激励・意見交換を行った。

視察を通じて、改めて市民にも危険を及ぼす暴力団対策の必要性を改めて認識した。

暴力団壊滅に向けて全力で警察を督励し必要な予算確保に努めて参りたい。

 

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